洋室と比べるとメンテナンスが難しいイメージのある和室ですが、和室は畳が敷かれていて大の字で寝転がれる「落ち着く空間」でもあります。
また、和室には畳だけでなく、障子や襖も設置されていて、それぞれの機能が相まって快適な居住空間を作り出してくれています。
そこで今回は、和室の中でも「襖」にスポットを当てて、さらなる進化を遂げた空間づくりをご紹介したいと思います。気持ちの良いリフォームにより、快適な暮らしを実現させましょう。
リフォームについて
畳は張替えをすることで見た目を新しくできます。同じように、襖もふすま紙の張替えによって古さを一新させることができます。
しかし、ただ張替えるだけでなく、さまざまなリフォームを施すことで和のライフスタイルをいかようにも楽しむことができるので、ご紹介していきたいと思います。
新調する
まずは、スムーズに開閉ができずに古くなってしまった場合、枠を新しくすることにより建具として再利用ができます。
このとき、基本的にサイズは決まっています。なので、素材をチェンジしてみましょう。
今は、木の枠だけでなく、ダンボールや発泡スチロールでできた素材もあります。
これは軽さが特徴で、襖を取り外すことが多い家庭向きです。
また、張替えるふすま紙のデザインにこだわってみるのも良いでしょう。
洋室のドアのようなデザインのふすま紙もあります。
色柄によって和室を広く見せたりもします。取手もさまざまなデザインのものを選ぶことができます。
壁紙を貼ってみる
本来、襖の張替えとなる原因は、ふすま紙が破けたり汚れたりしたからでしょう。
襖本体に問題はないので、ふすま紙を張替えることが一般的です。
しかし、張替えるふすま紙をあえて壁紙で応用してみるのもおすすめです。
思い切ったリフォームをしたいという人におすすめで、オシャレな襖や和室に仕上げてみましょう。
ふすま紙ではなく、壁紙を張ることにはメリットもあります。汚れがつきにくい、ニオイがつきにくいといった機能性壁紙がたくさん発売されているからです。
壁にしてみる
部屋を仕切りたい場合、使わなくなった襖を壁(仕切り)にするというのもおすすめです。
ひとつの部屋を兄弟や姉妹で使っていたら、独立した部屋が欲しいと駄々をこねる場合もあります。
こうしたときに適したリフォームで、部屋の真ん中にレールを設置、そこにはめ込むように仕切りにします。
このように襖にはさまざまなリフォーム方法があります。ぜひ参考にしてみてください。