和室に利用されている昔ながらの障子。昔からカタチを変えることがないのは、その性能にあります。
木枠に和紙が貼られているだけのシンプルな建具ですが、障子には断熱効果があることをご存知でしょうか。
今は、洋風建築のお宅でも部屋と部屋の仕切りに障子を設置しているほど、デザイン性と機能性から注目されている建具でもあります。
しかも窓ガラス以上の断熱効果をもっており、熱の通過率を半分ほどに減少させるデータまであるほどです。
そのため夏は冷房が効きやすく、冬は暖房が効きやすく、省エネ効果が期待できます。
張替えるにしても障子紙には種類もたくさんあります。なかでもおすすめなのは、障子の断熱性を高めることのできる断熱障子シートです。
和紙の代わりに木枠に貼りつけるだけなので、張替えをDIYでもできるアイテムです。
もちろん、通常の障子紙でも断熱性は高めです。
また、障子を利用していて困りがちなのは穴が開いてしまうこと。小さい穴でもそこから熱が逃げてしまいますので張替えをしましょう。
張替えはDIYではシワになりやすいので張替え業者に依頼しましょう。
張替え手順
①古い障子紙をはがす
②新しい障子紙を木枠に合わせてカット
③桟に糊をつける
④障子紙を貼る
⑤余分な障子紙をカット
⑥障子に水を吹き付ける
こうした張替え手順になります。DIYでもできそうではありますが、張替えに適した紙の種類や、張替えに必要な道具を揃えたりするのも手間になります。
D I Yで初めてやる場合、張替えのために障子枠を取り外したり、付けたりが難しいでしょう。
張替えのメリット
張替えるメリットは、きれいな状態を維持できることもあります。
明かり取りといった意味もあるのですが、和紙の性質上、色あせをしやすいため、すぐに日焼けしてしまいます。
汚れが目立ちやすくなるので、定期的な張替えをしましょう。
また、明かり取りになるので、人の気配がすることもメリットです。
どうしてもドアであれば、閉塞感が出てしまいます。小さなお子さんや高齢者との暮らしであれば、人の温かさも感じられる建具です。
しっかり透けるワケではないので、プライバシーも保つことができます。
さらに障子を張替えることで部屋を明るい雰囲気にできたり、湿度調整も可能など、様々なメリットをあげることができます。
張替え業者なら、設置するお部屋にふさわしい機能性やデザイン性に張替えてくれますよ。