断熱性の高い障子 張替えは和紙がいい?種類について解説
障子のある住宅というと、近年人気の和風モダンなスタイルではないでしょうか。
障子は断熱性も併せ持っているので、建具としては魅力的といえます。
汚れや破れによって張替えが必要に。これは洋風住宅でのクロス張替え同様に必要になるリフォームです。
しかし、張替えとはいっても和紙でいいの?
障子紙とは違うの?
と疑問点もありますよね。今回は障子紙について解説していきますよ!参考にしてみてください。
障子紙の種類
扱う業者によって提供される種類は異なりますが、多くは次の4種類になります。
「手漉き和紙」「強化紙」「標準紙」「プラスチック紙」です。
手漉き和紙
天然の材料(繊維)から手作業で漉いた和紙になります。
天然素材の風合いもあって仕上がりも美しくなります。
また、和紙の調湿効果やフィルター効果などが期待できます。
いわゆる天然の空気清浄機能を持っています。
ただし、手漉きのために障子紙の中では高価です。(糊も同様です。)
しかし、一味違ったこだわりのある和室に仕上がります。
強化紙
手漉きではなく機械漉きの量産紙です。
手漉き和紙と同様、天然の空気清浄機能を果たしてくれます。
手漉き和紙のような風合いはありませんが、安価に入手できるため、障子の張替えにこちらを使用するケースは多いです。
標準紙
機械漉きでパルプを原料として作られています。
強度が弱く破れやすく、日焼けにも弱く、劣化が早めなのはデメリットですが価格的に一番求めやすい魅力もあります。
やんちゃ盛りの小さなお子さんがいたり、室内でペットを飼育しているのなら、張替えしやすいこちらをおすすめします。
プラスティック紙
和紙の表面をプラスチックでコーティングしたタイプです。
丈夫で、汚れなども水拭きで拭き取ることができます。
紫外線をカットする機能などもあり日焼けにも強いのが特徴。
しかし、和紙のように空気清浄機能の期待ができません。
エアコンなどの空調設備が充実したお部屋におすすめです。
このように障子に貼る障子紙といっても、紙によって材料や作り方が違ってきます。
張替え方について
障子の張替え方についても違いがあります。
手漉き和紙などは水と糊を使います。
しかし、近年では簡単に張替えることができるように、アイロンの熱によって糊が溶け出して張替えることのできるタイプも登場しています。
張替えの初期費用を抑えたいなど、希望や設置している場所によって張替えてみてはいかがでしょうか。
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